こどももわたしも大好きな、長く読んでいきたい絵本たちの紹介です。

ホットケーキを焼くとき、娘はかならず持ってきます。

白い粉と牛乳そしてたまご、それをまぜあわせるときの楽しさや、

フライパンで焼く時の「ぴちぴち。ぷつぷつ。やけたかな。まぁだまだ」のフレーズ

そしてそして、あの焼き上がりのふっくらした姿と、いぃ〜香り!

いろんな楽しさが詰まっています。

わかやま けんさんの絵も、とても大好きです。

この本を読んだあとは、むしょうにホットケーキが食べたくなるのです。



絵本についてくるハガキを送ると、おたんじょうびにカードが届きます。

こどもたちは、毎年楽しみにしています。


はる・なつ・あき・ふゆ。

四季折々に過ごす、「こどものとき」を思い出させてくれます。

シンプルにその季節を楽しむ。

大人になると、そんな簡単なことを忘れてしまいがちです。

こどもたちと一緒に、この本を読みながら、

日々の移り変わりを、楽しもう。と、思わせてくれます。

あべ ななえさんの描くノスタルジックな絵が素敵です


「ゆきのひのおくりもの」

北国に住むわたしは、この絵に言葉にとても惹きつけられました。

雪のふる寒い日、こうさぎは食べ物をさがしに出かけ

雪にうもれたおおきなにんじんを、2本見つけます。

1本は食べて、もう1本はおなかをすかせているであろう、お友達のこうまくんへ。

でも、こうまくんは留守でした。食べ物をさがしに出かけていたのです。

こうまくんも雪の中食べ物を見つけて、おなかがいっぱい。

うちへ帰ると、おおきなにんじんが。

そこでおなかがすいてるであろう、ひつじさんに届けに行くことにしました。

そうやって、いろんなお友達のところへにんじんは届けられていきます。

雪がしんしんと降り積もる寒い日でも、お友達のことを思って雪の中にんじんを届ける。

読んでいるわたしたちも、こころがぽかぽか。

おともだちって、いいね。誰かを思いやるこころって素敵だね。

すなおにそう思える、かわいらしい絵本です。

この絵本の絵はゲオルク・ハレンスレーベンが描いています。

そう、のちに「リサとガスパール」シリーズを出版することになった方です。

この絵にとても惹かれて、購入したことを覚えています。

(そして、「リサとガスパール」がシリーズ化され、どんどん創刊されることを知り

 本屋さんへ行くのがますます楽しみになったきっかけの絵本なのです)

この絵本は、いろんな国のいろんな人たちが(動物たちも)夜にすること

そして、それをおつきさまはきっと見ていてくれることをやさしく伝えています。

眠る前にベッドで読み、そのあと夜空を見ておつきさまを探してから、眠る。

そんな夜に読む、ぴったりの絵本です。

いつもとは違う朝を迎えたこぐまのフルーレットちゃん。

お休みの日じゃないのに、パパと朝ごはんを一緒に食べた後みんなでお出かけ。

ついたところは、さんかくお屋根の可愛らしい建物。

パパとママは一日中どこかに行ってしまうときみたいな頬ずり。

「あれ???」と思うまもなく、お友達やいろんなおもちゃに夢中になります。

気付いた時にはパパもママもいません。

大泣きするフルーレットちゃんの所に、パンダのフリュエットちゃんがやってきます。。

お友達や幼稚園の楽しさがたくさんわかる絵本です。


娘が幼稚園に入る前におばぁちゃんが買ってきてくれた思い出の絵本です。


フルーレットちゃんを通して、幼稚園って楽しいところなんだ〜!と感じた娘は

初日から泣くこともなく、玄関で「いってきま〜っす」

母としては、ホッとした、でもすこし拍子抜けした、そんな思い出の絵本です。


街のはずれで床屋さんをしているバルバルさん(名前がかわいい!)

ある朝、どうしたことかライオンやらワニやらひつじやら、動物たちだけが

カランコロンとドアを開けて入ってきます。

ビックリするバルバルさんでしたが、どのお客さんの注文にも丁寧にこたえます。

仕事が終わって、お店の看板を見ると、へたくそな字で「どうぶつの」といたずらが。。

動物たちのいろんなヘアスタイルを見て、こどもたちと大笑い。

内容も絵もとても楽しい、くりかえし読んでいる大好きな絵本です。


この絵本は、「こどものとも」〜年中さん向き〜という薄い雑誌のような

お値段も380円と可愛らしい1冊です。

娘の通う幼稚園でも年中さんになると、毎月1冊づつ配られました。


うさぎのぺパンとねずみのフワリのおはなしです。

最初にあけた時に、ぺパンの顔がたぁ〜くさん描かれているのですが

こどもたちはなぜかツボにはまっているようで、必ず大笑いします。


寒い雪の日に、ガタガタふるえるねずみのフワリを見つけたぺパン。

おうちに連れて帰るとおとうさんに、

「ねずみはにんじんをみんなかじっちまうからだめだ!」と怒られます。

でも、ふわりはにんじんがきらい。そのかわりバタつきぱんが食べたいと言います。

クリスマスだし、特別に今日だけと許しをもらいます。

でも、こんな寒い日に追い出すのはかわいそうとお母さん。

春まで一緒に暮らすことになり、同じ絵本をすきになり、おなじ遊びをすきになり、

ねるときも、わらうときもいっしょ。

そんな夢のような日々が過ぎ、ある日突然フワリがいなくなってしまいます。


大人のわたしが読んでいて、せつなくなったおはなしです。

こどもたちには、すこしむずかしいかな?とも思いましたが、最後まで読んで

「よかったねー。またいっしょにくらせてー。こんどこそずーっといっしょだね」と

言われた時は、わたしまでほろり。

この日から、バタつきパンが大好物になったのは、言うまでもありません(笑)


うたのだいすきなふくろうのホロン。

ある夜、いつものように歌っていると、こうもりくんに

「ぼくだけが聞いてるなんて、もったいない!うたのかいをひらこうよ」

と、歌を誉めてもらってホロンははずかしいけど、ちょっぴりうれしい。

そこでふたりは、お客さんを探しに森の中へ。

でも、動物たちはみんな寝ていて、おこすなんてかわいそう。

朝にうたの会を開くことにしましたが、ホロンはお日さまがまぶしくてチカチカ。

でも、お客さんを集めて、がんばって歌います。

すると、いま起きたばかりのお客さんたち、ホロンのウットリするほどの歌声に

またまた眠ってしまいました。

しょんぼり悲しくなったホロンは、おなかが痛くなり。。。


この絵本も夜に読むのにピッタリです。

ホロンになりきって歌うように読むのも、いいかもしれません。

こどものとき /  なかがわ としこ

ゆきのひのおくりもの / ポール・フランソワ

おつきさまは きっと / ゲオルク・ハレンス・レーベン

はじめてのようちえん / ジェラルド・ステール 

バルバルさん / 乾 栄里子

ずっと、いっしょに / イングリット・ゴドン

ホロンのうたのかい / ひだ きょうこ

サンタおじさんのいねむり / ルイーズ=ファチオ

クリスマスイヴにおくりものを届ける前にいねむりをしてしまったサンタおじさん。

それを偶然みつけたきつねさんが、森の仲間たちに声を掛けて

体がちいさいものは小さい包み、おおきなものは大きな包みをもって行列をつくり、

町へとむかいます。


実はこのサンタおじさんには、奥さんがいて

イヴの日にサンドイッチとコーヒーを持たせてくれるのです。

水筒に入ったあたたかなコーヒーが、とてもおいしそうに描かれていています。

プレゼントをひとつづつ、大切そうに抱えた動物たちも、とてもかわいらしいです。

しろくまちゃんのほっとけーき / わかやま けん


book  shelf



うさぎちゃんと ゆきだるま

ちいさなころの 雪の日の楽しかったことを 思い出させてくれる絵本です。

わたしは北国生まれなので こどものころの こんな気持ちを とても懐かしく感じてしまいます。

マフラーやぼうしなどの 冬の小物も 大好きだし 

外で思いっきり遊んだあとの あたたかい飲み物の おいしかったこと。

そんな なんでもない冬のいちにちが とても楽しかったことを 思い出させてくれます。


このかたち なぁに /  はた こうしろう

さんかく  まる  しかく

そのままの形をつかって絵を作ったり  組み合わせたり。

いろいろな絵や形ができるのを楽しめます。

お絵描き大好きなむすめが そうとう楽しんだ絵本です。

大きな紙に 思いっきりお絵描きって とってもたのしいー。  


ゆきのひの うさこちゃん /  ディック・ブルーナ

むすめが まだ 2歳のころに購入して 冬になると かかさず出してきて

愛読している 一冊です。

いつものミッフィーちゃんが ぼうしをかぶっているので

また 違ったかわいいさがあります。

こうしてみると うちは 冬の本が 多いですね(笑)


く ま の が っ こ う シ リ ー ズ

むすめが通っていた ようちえんでの 定期的なイベント 「 えほんのへや」で

見つけた絵本です。

えほんのだいすきな副園長先生が 職員室を開放して えほんを たくさん紹介してくれるんです。

一度にたくさんのえほんを手にとって見られる だいすきなイベントでした。

そのなかで 発売してすぐの 「くまのがっこう」を見つけ さっそく購入。

「なんて かわいらしい絵なんだろう!」っていうのが 最初の感想。

これは ぜったいにこども以上に おとなが楽しめる絵本だ!って 感激したのを覚えています。

その後 雑誌などで 多く取り上げられるようになり それより先に自分が気に入っていたことを

鳥肌のたつ思いで 見ていたことを思い出します。(地方在住なので 情報がいつも遅めなもので 汗)

あたらしい本が出ると かならずむすめが教えに来てくれる だいすきな絵本たちです。